取材記事

全員が“BE EXCITED”して新リーグでワクワクする戦いを

中国電力レッドレグリオンズ 主将 松永浩平

来広した友人には広島のB級グルメをナビゲート

―では、プライベートなお話をお聞かせください。オフの日は何をして過ごしていますか?

4~5年前から中型バイクに乗っていて、ラグビー部のメンバーとツーリングに行くことが多いです。これまで江田島や廿日市の山の方などに行きましたね。廿日市は渓流沿いを走ることが多いのですが、バイカーの人たちに人気のアメリカンなステーキハウスがあるので、そこによく行きます。まだまだ先の話にはなりますが、いつかはバイクで北海道に行ってみたいと思っています。京都の舞鶴からフェリーで北海道に行って、ぐるりと回ってみたいですね。

―バイク以外にもリフレッシュ方法はありますか?

サウナが好きなので、スーパー銭湯によく行きます。サウナに3~4セット入って「整う」状態にすると、疲労回復になるしリフレッシュもできるんです。

―松永選手は広島市出身ですが、広島の好きなところを教えてください。

都会と田舎が両立したような街で、住みやすくてちょうど良いです。買い物にも困らないけど、自然も豊かですよね。

―県外の人におすすめしたいものはありますか?

B級グルメのホルモンが有名だと思うのですが、県外の人をそういうお店に連れて行くと喜んでもらえることが多いです。おいしいし、ちょっとディープな雰囲気も面白いと思います。

―コロナ禍が収束したら、行きたい場所はありますか?

実は、ニュージーランドへの留学と、沖縄に行く予定を立てていたんです。ニュージーランドは2020年3月から半年間滞在する予定でしたが、ロックダウンする事態になり、仕方なく3週間で帰国したんです。沖縄は、大学時代のラグビーの同期とケツメイシのライブに行く予定でしたが、こちらも中止に……。どちらも、また自由に行動できるようになったら行ってみたい場所ですね。

“BE EXCITED”で気持ちたかぶる戦いを

―今シーズンからチームメイトとして戦うエドワード・カーク※1選手は、松永選手と同じフランカーのポジションです。経験豊かな選手ですが、参考になるプレーはありますか?

『ジャッカル※2』は僕の強みだと思っているのですが、彼もすごく上手い。僕にはないプレーのやり方や知識を持っているので、一緒に練習する中でいろいろと教えてくれています。彼のおかげで自分もさらに進化できると感じています。

※1エドワード・カーク・・・オーストラリア出身のラグビー選手。世界最高峰のインターナショナルプロラグビーリーグのスーパーラグビーに参戦していた日本チーム「サンウルブズ」で主将を務め、前所属は強豪キャノンイーグルス。

※2ジャッカル・・・日本代表の姫野和樹選手が得意とするプレー。攻撃側の選手がタックルされ倒れたときに、守備側の選手がボールを奪う、または反則を獲得するプレーで、ピンチを一瞬にしてチャンスに変えることができる。ジャッカルは動物の名前で、主に南アジア~中東、アフリカに生息する「犬」のような動物。ジャッカルが後ろの2本足を立てて獲物を捕らえる様子に似ていることから、立ったままボールを奪うこのプレーを「ジャッカル」と呼ぶ。

―新シーズンに向けて、自身の目標とチームの目標をそれぞれ教えてください。

自身の目標は長期的な話になりますが、しんどいことや嫌なことから逃げない選手であり続けたいと思っています。歳を重ねていっても、年齢を言い訳にしたくはありません。チームとしては、リーグ初年度に“DIVISION3”の上位3位までに入ることが目標です。“DIVISION 2”への昇格を目指していきます。

―では最後に応援してくださる皆さまへメッセージをお願いします。

今シーズンのチームスローガンは『BE EXCITED』です。僕たちがエキサイトして良い試合をすることで、応援してくださる方々もエキサイトして、ワクワクして、楽しんでもらえるようなシーズンにしたいと思っています。一緒にエキサイトしましょう! 応援よろしくお願いします!


松永浩平

Kohei Matsunaga

1990年7月16日生、広島市南区出身。177cm、90kg。県立広島工業高校卒業後、帝京大学に入学。同大学卒業後、中国電力に入社。得意なプレーはタックル、ジャッカル。2017年から主将を務める。

【中国電力レッドレグリオンズ】

1991年4月に中国電力の準シンボルスポーツ部として創部。2002年10月からシンボルスポーツ部として活動を始め、2017年にチーム名称を『中国電力レッドレグリオンズ』に変更した。チーム名の「レッド」(赤色)は、躍動感を表す色として使用されているチームカラー。「レグリオンズ」は、獅子座の中で最も明るい星「REGULUS(レグルス)」と「LION(ライオン)」を組み合わせた造語だ。「レグルス」をラグビー部、その周りで獅子座を形成する星々を社員・ファン・家族などチームに関わる人々とし、「固い絆でつながることにより、獅子のように強いチームになる」というチームが目指す姿を表現している。


本取材にご協力いただきました中国電力レッドレグリオンズの関係者の皆様、本当にありがとうございました。