COLUMN / INTERVIEW コラム・取材記事
チーム名もユニフォームも刷新! ここから新たな歴史を築く
ラグビーを100%の力でできるのは、周囲の支えがあってこそ
ー次はプライベートについてお聞かせください。2020年の入社のタイミングで広島に来られましたが、初めて広島に来た時の印象は?
佐藤:一番最初に広島駅に着いたのですが、出身地の徳島に比べるとかなり都会で驚きました。でも、自然が豊かで四季を感じられるし、バランスが取れていて暮らしやすいです。
ー広島の食べ物はいかがですか?
佐藤:やっぱり、お好み焼きと牡蠣が美味しいですね。牡蠣は、焼き牡蠣や牡蠣フライでしか食べたことがないので、いつか機会があれば生牡蠣を食べてみたいです。
ーコロナ禍でなかなか外出もできないと思うのですが、行ってみたい場所はありますか?
佐藤:2020年は本当に外出する機会がなくて、ずっと会社と寮の周辺で過ごしていました。コロナが収束してお祭りなどが復活したら、ぜひ花火大会に行ってみたいです。
ーオフの日はどのように過ごしていますか?
佐藤:思いっきり寝たり、スーパー銭湯に行ったり、体を休めていることが多いです。基本、ゆっくりと過ごすのが好きなんです。
ー普段はマツダ株式会社の社員として勤務されています。R&D人材開発グループ所属とのことですが、どのような業務をされていますか?
佐藤:R&Dという研究開発部門の中で人材開発に携わっています。社員の方々への研修や教育のために、講師の人選をしたり、運営をすることがメインです。納期に向けてどうプロセスを踏んでいくかなど、段取りを組むことが一番難しいです。
ー仕事を通して学んだこと、ラグビーにも生きている経験はありますか?
佐藤:仕事もラグビーも、コミュニケーションを取ることが大事だと思いました。思っていることはきちんと話さないと、周りの人に伝わりません。一人で仕事をしているわけではないので、ラグビーと同様、チームワークは仕事をする上でも大事なことなんだと学びました。
ー会社の仕事とラグビーを両立する上で、大変なことはありますか?
佐藤:職場の方がサポートしてくださるので、大変だと感じることはありません。上司など職場の皆さんが優しくて、試合に応援に来てくださるのも本当に力になりますね。ほかには、「仕事もラグビーも100%以上で取り組む」という方針をチームの中で掲げています。仕事を終えて練習場のグランドに入ると、自然と気持ちを切り替えるスイッチが入っていますね。
ー日々お忙しいと思うのですが、リフレッシュするために意識していることはありますか?
佐藤:リラックスしたいときには、軽いストレッチをすることが多いです。音楽を聴きながらゆっくりとストレッチをすると、体も心もほぐれて、気持ちが落ち着きます。頭の中を整理できるような気もしますね。
ー音楽がお好きなんですね。お気に入りのアーティストはいますか?
佐藤:音楽好きなんです。音楽を聴いていないと、逆に集中できなくて。Hump Backという女性3人組のロックバンドが好きで、試合前に気持ちを上げたいときにもよく聴いています。でも、しっとりしたラブソングも聴きますよ(笑)。
ーでは最後に、応援してくださる皆さまへメッセージをお願いします。
佐藤:「リーグワン」に参画する24チームのうち、トップリーグにあたる“DIVISION1”には12チーム、“DIVISION2”には6チーム、“DIVISION3”に6チームが所属します。「マツダスカイアクティブズ広島」は“DIVISION2”からのスタートになりますが、この位置からスタートできるのはすごく光栄なことなので、しっかりと勝つ準備をして1戦1戦を大切に戦っていきたいです。皆さんに勇気や感動を与えられるような試合をし、愛されるチームを目指して頑張っていきたいと思います。
佐藤羅雲
Ramo Sato
1997年4月8日生、徳島県出身。185cm、100㎏。ポジションはLock(スクラムを組んだ際、しっかりとロックするための『錠』の役割を担う選手。空中戦でも活躍する)。中学までは野球部に所属していたが、高校入学を機にラグビー部へ入部。帝京大学卒業後、2020年にマツダに入社。
【マツダスカイアクティブズ広島】
1961年、東洋工業ラグビー同好会として発足。2003年にトップキュウシュウリーグへの参入を機に、チーム名を「マツダブルーズーマーズ」とした。2022年からの新しいチーム名「マツダスカイアクティブズ広島」として始動。マツダと広島県が連携し続けることで、常識を打ち破り、本来持つ基本性能を高次元へ押し上げていく魂に由来している。「スカイ」は、“The sky is the limit”(無限の可能性)、すなわち限界に捉われないのびのびと自由な発想という意味。「アクティブ」には“活発な、前向き、効率”という意味を込めている。「スカイ」と「アクティブ」を合わせることで、広大な空を自由に翔る姿を表現した。“One for All, All for Oneで「明るく元気なまちをつくる」”というビジョンを掲げ、さらに地元から愛されるチームへ成長を続ける。
本取材にご協力いただきましたマツダスカイアクティブズの関係者の皆様、本当にありがとうございました。
(文・インタビュー 前岡/写真 マツダスカイアクティブズ広島)