COLUMN / INTERVIEW コラム・取材記事
【特別編】大学生によるスポーツ×美容×広島トップスポーツ女性アスリート交流会!Produced by SAH
女性が気軽にスポーツを楽しむために重要なこととは?
-トップアスリートという立場から見て「スポーツ×美容」のイメージや重要性についてお聞かせください。
三橋選手: ホッケーは屋外の種目になるので、日頃から美容について意識しています。屋外スポーツは特に美容とは切っても切れない縁があると思いますね。「普段からスポーツをしたい!」と思っている人の中には、アレルギーなどで「紫外線を浴びると肌が荒れてしまうからスポーツができない」という人もいると思います。こういった課題を美容の面でサポートすることができれば、誰でもスポーツを楽しむことができると思いますし、たくさんの方がさらにスポーツを楽しめるんじゃないですかね。
吉川さん:私の場合、 33歳くらいで現役を引退しましたが、その後もコーチであったり、屋外での活動であったり、マリンスポーツなどで日光を浴びることに関しては、引退してからも続けているような状況です。紫外線を浴びていた影響からなのか、年齢を重ねるごとにシミやしわが増えていると感じていて、悩みでもあります。
かと言って、ケアを念入りにしているわけではないです。日頃からスキンケアをしたり、その情報を集めながら思うことは、それに囚われ過ぎることがダメなんじゃないかなと。そのため、色々な国の色々な肌の方がいる中で、日焼けを気にせずに楽しめる人が多くなればいいなと思います。
-競技中や練習中のスキンケアやメイクをどのように行われていますか?また、その時のポイントや気を付けている点があれば教えてください。
三橋選手:私は日焼け自体をそこまで気にしていないですが、それでも最低限日焼け止めを塗ります。チームメイトでは様々ですね。日焼けをあまり気にしない人もいますし、日焼けしたくないから完全防備する人もいます。
ただ、今はよくても将来が怖いので、紫外線を浴びた日はパックを使い、色んなスキンケアをして蓄積をしないように気を付けていますね。30歳を過ぎてからシミが増えてきてしまいましたが、それも自分が今までホッケーを頑張ってきた証だと思うので、ポジティブに捉えながらもできるスキンケアをしっかりやっています。
加えて、スポーツをしていると体も心も疲労が蓄積してしまうので、スキンケアと合わせて好きな香りや好きなものを使って体のケアとリフレッシュすることも毎日やっていることです。
吉川さん:選手の中には、化粧が崩れないように絶対に顔をタオルで拭かない!という選手もいたり、プレー中も綺麗に見せるために顔やコスチュームなどを規定に反しない範囲でアピールしている選手は増えていると感じています。
そういった中で、日焼け止めをしっかり塗ってスキンケアする、絶対に眉毛を消さないように化粧を維持したり、まつ毛パーマをしていたりしている選手もいます。ほんとうに女性らしい選手が増えてきているなと感じますね(笑)。同時に女性らしくスポーツをする時代が訪れているとも感じています。
-アスリートとして活動してさらに日常生活を送っていく上で現在感じている美容の悩みを教えてください。
三橋選手: 悩みはそれほどありません。ホッケーは人工芝に水を撒いてプレーするのですが、コカ・コーラレッドスパークスホッケー部は、練習環境が整っていて、練習でも人工芝でプレーをしています。この水撒きは、ボールの滑りをよくしたり、転んだ時にやけどを軽減したりするためにしているんです。それでもやっぱり転んだ時は、肘や膝に擦り傷ができてしまって小学生の男の子のような膝や肘をしています(笑)。
強いて言うならそこが悩みで、ホッケーをしていないときは女性らしさを意識していますが、どうしても足が出る服を着るときに擦り傷があると肌を出すことに抵抗がありますね。その反面この経験は今の若い時にしかできないと思っているので、そこは割り切っています。
吉川さん:私のポジションがゴールキーパーなんですけど、ホッケーのゴールキーパーは、アイスホッケーくらいの防具を付けプレーするので、他のフィールドプレイヤーとは全く違うんです。試合形式の練習だけでなく、ウエイトトレーニングも重要なので、意欲的に取り組んでおり、その当時は、体つきもがっちりしていて、なかなか似合う服が少なかったなと思います。結果的にスポーティーな服装になっていましたね。それを自分自身は嫌だなと思っていましたが、今の選手を見ていると、トレーニングで鍛えた部分を露出することに抵抗がない選手が増えたなと感じています。
―スキンケアやメイクで気持ちが上がりパフォーマンス向上に繋がるような美容ケア商品やサービスにどのようなものがあると嬉しいですか?
三橋選手:日焼け止めを顔に塗った時に、汗で目に入って目が痛くなってしまう物や刺激が少ないものがあったり、人によっても相性があると思うので、そういった情報を加味して自分に合う化粧品を気軽に提案してくれるサービスがあるといいなと感じています。
スキンケア商品はメーカーも種類も豊富で、正直見ただけだと分かりません。特に化粧品と自分との相性を的確にアドバイスしてもらえると凄くありがたいですね。あとはやっぱりある程度使ってみないと分からないと思うので、そこをサポートしてくれるものがあればいいなと思います。
吉川さん:近頃SDGs や環境問題について話題になっており、私たちのチームの中でもこの話題に敏感な選手もいます。環境に優しい日焼け止めや海に入っても海を汚すことのない日焼け止めを選択して購入している選手もいます。その様な環境に関する情報があれば、一定のユーザーに凄く影響があると思います。
あとは、顔に貼る光の反射を抑えるシールと日焼け止めのコラボのようなもので肌に優しいものがあればいいと思います。最近はデザイン性が高いものも多く、また目立つようなデザインなどを好んで着用する選手も多いと思うので、そんな商品があれば面白いと思いますね。
-Calbee Future Laboへ、アスリートではなく一般女性の目線からスポーツと美容にイメージを教えてください-
渡辺さん:スポーツと美容というテーマは、とても興味深いですね。私も学生時代、ハンドボールをしていて、体育館ではなくグランドで練習をしていました。日焼けで肌が真っ黒になり、髪も傷みやすいので短く切っていたので男の子みたいな見た目でしたね(笑)。思春期に入って可愛くありたいと思うようになりハンドボールをやめて、その後日焼けを絶対にしないような軽音楽部に入ったことで運動を辞めてしまいました(笑)。
スポーツと美容が組み合わさり、誰でもスポーツを始めるハードルが低いと感じられる世の中になれば、より多くの方が気軽にスポーツができて、健康寿命の向上に繋がっていくと思います。最近また運動したいと思うことがあるんですが、コロナウイルスがあるのでジムなどに行けないし、屋外だと紫外線が強い中でどうやって運動したらいいのか分からないのが悩みですね。
堀江さん:私は元々スポーツが好きなので、三年間くらいウエイトトレーニングを続けています。屋内なので大量の汗をかきますが、その時に化粧をしていくと汗も気になるし、上手くタオルで拭けないことがあります。なので、私は極力化粧をせずにトレーニングをしているのですが、そこが嫌だなと思うことはありますね。
以前は、週末に10キロくらい屋外をジョギングしていた時期もありました。なぜ辞めたかというと日焼けがとても気になったからです。日焼け止めを塗っても汗で取れてしまったり、日焼けを予防するウェアを着たりしますが、上から下までかぶるため着苦しく、熱中症で倒れそうなくらいしんどくなってしまい、それが悩みでやめてしまいました。
また、スキンケアに関しても、正しい知識なのか分からず、なんとなくやっている人も多いと思うので、正しい知識を入手できるような場があればいいかなと思います。